行政書士試験が近づくと、「今からでも間に合う直前講座ってあるの?」「直前パックと単科講座、どっちがいい?」と迷う方も多いはず。
この記事では、直前期におすすめの行政書士講座をLEC・アガルート・資格スクエアの3社で徹底比較します。自分に合った講座を見つけて、最後の追い込みを効率的に進めましょう!
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直前講座の種類(どういう内容?)

行政書士試験の直前講座とは、本試験の直前期(試験の2〜3ヶ月前)に焦点を当てた短期集中型の対策講座のことです。すでに基礎知識を習得している受験生を対象に、「得点力を高めるための総仕上げ」や「苦手分野の克服」、「記述問題や一般知識の強化」など、実戦的な内容が中心となります。
直前講座には、主に以下のような種類があります。目的や現在の学習状況に応じて、自分に合った講座を選ぶことが重要です。
より詳しい直前期の対策はこちらから
単科講座や記述対策講座|ピンポイントで苦手分野を補強したい人向け
単科講座とは、「民法」「行政法」「商法・会社法」「文章理解」「一般知識」など、特定科目に特化した講座です。
「文章理解だけが苦手」「民法を整理したい」「一般知識で足切りが不安」といった、個別のニーズに対応できるのが大きなメリットです。
また、60点満点中最大40字×3問が出題される記述式問題の対策講座も非常に重要です。記述対策は、条文や判例を正確に記述する訓練が必要なため、添削指導付きの講座などで実践的に学ぶことが得点アップのカギになります。
直前パック講座|複数の対策がまとめられたお得なセット講座
直前パック講座とは、「記述式対策・過去問演習・重要論点整理」など、複数の直前期対策が1つにまとめられたセット型の講座です。
講座名は「演習力強化フルパック」や「まとめて対策パック」「直前対策パック」など、予備校によって異なりますが、内容はどれも合格直結の重要分野を集中的に学べる構成です。
特に、基礎が終わっている方にとっては、時間のない直前期に効率よく実力を伸ばせるため、総仕上げ講座として非常に人気があります。
また、単科講座を個別に購入するよりも価格が安く設定されていることが多く、コストパフォーマンスが高いのも魅力のひとつです。
直前講座がおすすめな人とは?|どんな受験生に向いているのか

行政書士試験の直前講座は、すべての受験生に向いているわけではありません。特におすすめなのは、以下のような特徴を持つ方です。
✅基礎講義やテキスト学習を一通り終えている人
→ 基礎知識を前提とした応用・実戦問題が中心になるため、理解が浅いと効果が薄くなります。
✅ 苦手分野や得点源の記述式対策を強化したい人
→ 記述は自己採点が難しいため、プロの添削や解説が有効。
✅ 時間が限られている中で、重要ポイントを効率よく学びたい人
→ 直前講座は「的中範囲」や「頻出論点」に絞って対策できるので、短期間で成果が出やすいです。
✅ 過去問だけでは不安、本試験レベルの演習で最終確認をしたい人
→ 直前模試や予想問題が含まれるパック講座で実力を確認できます。

一方で、まだ基礎学習が終わっていない方や、学習初期段階の受験生には、直前講座だけではカバーしきれません。その場合は、まず基礎講座・入門総合講座などをしっかり受講することが先決です。
直前パック口座の比較


■ LEC(東京リーガルマインド)
LECの「演習力強化フルパック」は、すでに初級講座を修了しており、さらに実践的な問題演習を徹底したい方に最適です。価格帯は高め(約16万円)ですが、ベテラン講師・横溝慎一郎先生による構成力の高い講座が含まれており、信頼感は抜群です。「解ける力」にフォーカスした構成で、演習重視型の受験生に向いています。
✅ 価格よりも質・指導力・安心感を重視したい方におすすめ
■ アガルートアカデミー
アガルートの「直前対策パック」は、択一1000肢と記述80問の総まくり講座+模試という構成で、バランスのとれた総仕上げができます。価格は約9万円台とやや高めですが、1問ごとの丁寧な解説や講師による添削対応が魅力。直前期にやるべきことを一通りカバーしたい方にぴったりの内容です。
✅ 得点バランスを意識しつつ、丁寧な解説で学びたい人におすすめ
■ 資格スクエア
資格スクエアの「まとめて対策パック」は、記述式・基礎知識・直前総仕上げの3本柱を一括でカバーしながら、価格は49,500円と非常にリーズナブルです。費用対効果の高さは圧倒的で、コストを抑えながらも実践的なアウトプットを積みたい方におすすめです。シンプルな構成で無駄がなく、独学者にも扱いやすいのが特長です。
✅ 総合的な内容と圧倒的な価格の安さで、もっともおすすめ!
【結論】一番おすすめの直前講座は「資格スクエア」
3社の直前パック講座を比較した結果、最もコストパフォーマンスが高く、直前期に必要な要素をバランスよくカバーしているのが「資格スクエア」です。
「記述式早期攻略講座」「記述式攻略講座」「基礎知識対策講座」「直前総仕上げ講座」の4講座をお得にご利用いただけます。
記述式早期攻略講義(民法/行政法 約7時間)
記述式攻略講義(民法/行政法 約6時間)
基礎力完成講義(政経社・情報通信/諸法令/個人情報保護法 約20時間)
文章理解攻略講義(文章理解 約4時間)
過去問攻略講義(政経社・情報通信/個人情報保護法 約3時間)
直前総仕上げ講義(基礎法学/憲法/民法/行政法/商法 20時間程度を想定)
「できるだけ費用を抑えつつ、しっかりと合格ラインに届く力をつけたい」という方にとっては、資格スクエアの直前講座が最有力候補となるでしょう。
【比較】行政書士試験の記述対策講座3社


■ LEC「記述60問解きまくり講座」
価格:22,000円(税込)
記述式で出やすいテーマを素材に、思考力・応用力・文章力を磨く講座です。演習というよりは、記述で得点を取るための「思考パターンや答案構成の型」を学びたい人向け。基礎がある程度できている人にとっては、記述力に深みを与える講座といえます。
✅ 思考型の記述対策を重視する中上級者向け
■ アガルート「総まくり記述80問攻略講座」
価格:49,280円(税込)
行政書士試験の記述式に特化した大量演習型の講座で、80問もの予想問題に取り組むことで、アウトプットの量を一気に増やせます。価格はやや高めですが、解説の質が高く、書いて覚えるスタイルの受験生にはぴったり。
✅ 記述に自信がない方や、演習量をとにかく積みたい人向け
■ 資格スクエア「森Tの記述式攻略講座」
価格:14,300円(税込)
オリジナル問題+過去問のハイブリットで、記述式を得点源にでき、
+αで取り入れやすいコンパクトな講義時間に、記述式の解法テクニックが凝縮されており、問題文の着眼点と書き方を、短時間でマスターできます。
✅ 圧倒的低価格+高効率で、一番おすすめの記述対策講座!
【結論】おすすめは「資格スクエアの式早期攻略講座」
3講座を比較した結果、最もコストパフォーマンスが高く、短時間で記述力を実戦レベルまで引き上げられるのが、資格スクエアの「森Tの記述式攻略講座」です。
- 価格:14.300円と非常に安価
- 忙しい社会人や短期集中型の受験生にも最適
「できるだけ費用を抑えつつ、効果的に記述対策を進めたい」という方には、資格スクエアが最もおすすめの選択肢となるでしょう。
過去問対策講座の比較

■ LEC:過去問徹底解析講座(88,000円)

総評:本格派向けの“網羅型”過去問講座。価格は高めだが内容は充実。
LECの講座は、過去問の正解・不正解だけでなく、「周辺論点」や「問題のアプローチ方法」までカバーしているのが特徴です。講義を通じてインプットの再確認を行いながら、“解答力”の土台を作ることが目的となっています。
- 知識を広げながら丁寧に過去問を復習したい方
- 価格よりも講座の網羅性や質を重視する方
- 中級者〜上級者向けの本格講座を求める方
■ アガルートアカデミー:短答過去問解説講座(65,780円)
総評:知識を“使える力”へと変える思考法・アプローチに優れた講座。
アガルートの講座は「全問全肢」を徹底的に読み解きながら、知識を再整理して、“問題が解ける力”へと転換するプロセスに重きを置いています。単なる答え合わせに終わらず、論点の勘所や思考手順を丁寧に伝えるスタイルが強みです。
- 「知っている」を「解ける」に変えたい方
- 思考方法や問題へのアプローチも学びたい方
- 中〜上級者で応用力を高めたい受験生
■ 資格スクエア:森Tの直前総仕上げ講座(24,200円)
総評:コスパ抜群!短時間で過去問対策の本質をつかめる人気講座。
価格が圧倒的に安く、しかも約20時間のコンパクトな講義に過去問攻略のエッセンスが凝縮。厳選された問題を使って、「どこを見るべきか」「どう考えるか」という着眼点とプロセスを効率よく身につけられます。
- コストを抑えつつ質の高い講義を受けたい方
- 限られた時間で過去問対策を済ませたい方
- 初学者〜中級者で、知識のアウトプット力を完成させたい方
✅ 最もおすすめは「森Tの直前総仕上げ講座」
価格と内容のバランスで見ると、24,200円で過去問の本質が学べる資格スクエアが最もコスパに優れています。
- 過去問演習の「質と効率」を重視する人
- 独学に近いスタイルでも確実に力をつけたい人には非常におすすめできる講座です。
単科口座の比較

民法の講座

✅ LEC:初学者〜中級者向けの実戦演習型講座
- 「民法択一60問解きまくり講座」は、多様な出題形式に対応する演習重視型。
- 実践的な問題演習を通じて、得点力を養いたい受験生に適しています。
- 初学者でも取り組みやすく、アウトプット中心のトレーニング講座として効果的。
✅ アガルート:中〜上級者向けの知識補強・応用特化講座
- 「他資格択一80 解説講座」は、他資格レベルの応用問題を通じて理解を深める構成。
- 本講座だけで民法の択一式対策を完成させる、というよりは、すでに基礎知識のある方が理解を強化し、解法パターンを増やすための講座。
- 条文知識や基本問題に不安がある初学者にはややハードルが高い可能性も。
商法・会社法の講座

✅ LEC:講義+演習の二段構成で体系的に対策できる
- 「商法・会社法特訓講座」は、講義編(15,400円)+演習編(14,300円)の二本立て。
- 講義編では基礎知識の整理と理解を重視し、頻出論点を丁寧に解説。
- 演習編では、出題頻度が高く・差がつきやすい問題を厳選して演習する構成。
- 条文ベースの理解と実戦的な対応力を養いたい受験生に最適。
❌ アガルート:商法・会社法の単科講座は非提供
アガルートには、現時点で商法・会社法に特化した単科講座は用意されていません。
基礎知識講座の比較

✅ LEC:講義+演習で「直前の点取り」に強い講座構成
- 「一般知識・諸法令特訓講座」は、講義編(20,900円)+演習編(25,300円)の二段構成。
- 講義編で基礎知識をしっかり整理し、演習編では試験に出そうな最新トピックや諸法令を徹底対策。
- 特に直前期に「足切りを回避したい」「的中力を重視したい」受験生におすすめ。
※文章理解の対策は含まれていないので注意してください。
✅ アガルート:インプットからアウトプットまで一貫対応
- 「基礎知識・時事オールインワン講座」(43,780円)は、知識の定着+演習を一貫して行う構成。
- 最新統計・時事にも強く、全体の底上げを図りたい中級〜上級者向け。
- 他の科目とのバランスも考慮しながら、一般知識を確実に得点源にしたい人に向く。
✅ 資格スクエア:政経社・情報通信/諸法令/個人情報保護法/文章理解をまとめて対策
- 6年度分の諸法令(行政書士法・戸籍法・住民基本台帳法)の肢別過去問対策
- 6年度分の諸法令(行政書士法・戸籍法・住民基本台帳法)過去問を、アプリで解ける
- 元国語講師、森T(森広志講師)の熟練の解法テクニックで文章理解も対策
✅ 結論:目的に応じて使い分けるのがベスト!
こんな人におすすめ | 講座 |
時間がない中でも出題が濃厚な論点だけ対策したい/文章理解はいらない | LEC「一般知識・諸法令特訓講座」(講義or演習) |
一般知識を本格的に得点源にしたい/最新時事まで網羅したい | アガルート「基礎知識・時事オールインワン講座」 |
なるべく費用を抑えたいが、一般知識をしっかり対策したい/市販テキストでは足切りが不安 | 資格スクエア「森Tの基礎知識対策講座」 |
文章理解講座の比較

✅ LEC:テクニック重視で効率的に得点力を底上げ
- 「文章理解特訓講座」(14,000円)は、読解のパターンや選択肢の見極め方など、即効性のあるテクニック習得が主軸。
- 法令科目の長文・記述・多肢にも応用可能な汎用性の高いスキルを短期間で養成。
- 「文章理解に苦手意識がある」「時間をかけずに攻略したい」という初学者や多忙な社会人におすすめ。
✅ アガルート:段階式で読解力を着実に強化
- 「文章理解対策講座」(16,280円)は、他資格の基礎問題から行政書士本試験レベルまで段階的に進む構成。
- 無理なくレベルアップしながら、論理的思考力と設問分析力を育てる内容。
- 「基礎からじっくり理解したい」「読解力に自信を持ちたい」受験経験者や文章理解で差をつけたい中級者以上に向く。
✅ 資格スクエア:コスパに優れた対策講座
- 「森Tの文章理解攻略講座」(5,500円)は、講義付属のPDFテキス使用し4時間でマスターする講義。
- 市販テキストでは不安のある方で国語の苦手な方におすすめ
✅ 結論:速攻型のLEC、実力養成型のアガルート、コスパの資格スクエア
こんな人におすすめ | 講座 |
時間がない中で要領よく点を取りたい/法令の読解にも応用したい | LEC「文章理解特訓講座」(14,000円) |
読解力を基礎からしっかり積み上げたい/過去に足切り経験がある | アガルート「文章理解対策講座」(16,280円) |
とにかく予算を抑えたい/市販問題集だけでは不安 | 資格スクエア「森Tの文章理解攻略講座」(5,500円) |
まとめ|あなたに最適な行政書士直前講座の選び方とは?
行政書士試験の直前期は、限られた時間で最大の成果を出すために、「戦略的に何を捨て、何に集中するか」が合否を大きく左右します。だからこそ、自分の弱点・勉強の進捗・直前期の学習スタイルに合わせて、最適な直前講座を選ぶことが極めて重要です。
市販テキストや問題集で対策は可能ですが、直前期なればなるほど時間の重要さは変わってきます。本試験までの限りのある時間の中で、さまざまな科目の対策を行うため、直前対策講座を使用することはとても効率的です。
🎯 合格への鍵は「捨てる勇気」と「集中力」
直前期にやるべきことは、「全部をやり切ること」ではありません。
むしろ、「やらないことを決め、限られた時間と労力をどこに集中するか」が合格の分かれ道です。
あなたに今必要なのは、弱点克服?全体の総復習?それとも記述力の強化?
それを見極めたうえで、自分に合った直前講座を選び、残りの時間を戦略的に使い切ることが合格への最短ルートです。
📌 迷ったらコスパ最強の資格スクエア、全体演習ならアガルート、苦手克服はLEC。
それぞれの講座の特性を活かして、自分だけの直前対策プランを構築しましょう!
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