簿記で学ぶ経理や仕訳などの知識は、どのような企業でも必ず必要とされる能力です。
何より簿記は、多くの資格のなかでも知名度がとても高い資格となります。
また、青色申告において複式簿記の帳簿をつける際、実際には会計ソフトを使用することになりますが、必ず簿記3級の知識はあった方がよいと思います。
この記事の内容はこのような方におすすめです。
- 短期間で、出費を抑えて簿記3級に合格したい
- 会社員で副業や個人事業主を目指しており青色申告を考えている方
- 就職や転職における自己アピールとして
- 経理部ではないが、会計知識の基礎を身につけたい方
私は、一ヶ月間の学習期間で初回合格することが出来ました。 よかったら是非参考にしていただければと思います。
独学で短期合格できる
日商簿記3級は、有料の予備校を使わずに最低限の市販教材と無料動画の視聴で短期合格することが可能です。
会社員であれば、ジョブローテーションで経理部門への配属や、個人事業主であればお金の流れを管理するスキルを身につけることにより、業績改善や融資先へのスムーズな説明ができるようになります。
サラリーマンで副業を想定するなら、確定申告の際必要なスキルとなるでしょう。
短期合格できる理由
簿記3級の出題パターンはほぼ決まっており短期間で学習の対策を立てることが可能です。
試験の形式がパターン化されている

- 大問が3問出題され、第一問+第三問で、80点の配点があります。
- 第一問は仕訳知識で決定です。
- 第三問は決算書問題で、出題パターンが決まっています。
財務諸表が出来る過程を学習
完成した財務諸表を分析できることはもとより、日々や月毎のお金の流れを理解し最終的な貸借対照表や損益計算書につながる過程を理解できます。
したがって、より詳しい財務分析や財務改善を考えることが可能となります。
学習全般について
簿記3級の試験概要を知り、計画的に学習計画を立てます。
日商簿記3級の概要
CBTとペーパー試験形式があり、合格率にバラツキがあります。
合格率推移
- 合格率はペーパー試験方式よりCBT方式の方が高い
- 第168回ペーパー試験は、合格率30%を下回っている

ネット試験(CBT)と統一試験(ペーパー形式)の違い

CBT⇒申し込み
統一試験⇒申し込み
私の合格教材
TAC日商簿記3級まるっと完全予想問題集は当初、教材には入っており
ませんでした。時間内に問題を解き終わることができずトレーニングが必要でしたので買い足しました。


- みんなが欲しかった!簿記の教科書(仕訳119付録付き)
- みんなが欲しかった!簿記の問題集
- TAC日商簿記3級まるっと完全予想問題集
- 弥生カレッジCMC無料動画+無料レジュメ 無料動画⇒リンク
勉強スケジュール
私は、1ヶ月間(60時間)で勉強計画を立てましたが、最終的には70時間を費やす結果となりました。計画時間よりオーバーした要因は、問題を解くスピードが遅くその対策に時間を使いました。
勉強時間
- 平日/土曜日 2時間/日
- 日曜日 5時間/日
スケジュール
- 大問1問の範囲(仕訳) ⇒8日
- 大問2問の範囲(補助簿)⇒4日
- 大問3問の半期(決算) ⇒12日
- 予想問題集 ⇒7日
勉強方法
簿記の勉強は独特のクセがあり、最初はテキストを読んでいるだけでは頭に入りづらいと思います。私のおすすめ教材で明記させていただいております、弥生カレッジCMC無料動画はとても分かりやすく簿記のクセを説明していただいておりますので非常におすすめできます。
私は最後の一週間で、完全予想問題集のやさしめの問題を除く7回分を実施しました。5回目以降にようやく最後まで解くことができるようになっていました。
試験時間の60分は大変タイトです。試験当日に頭で思考するというよりは、体で反応して問題をこなしていくというイメージとなります。
1日の勉強ルーティーン
①一定範囲の教科書を読む
②弥生カレッジCMC無料動画+レジュメを確認
③動画視聴後、範囲の問題集を解く
※①~③のサイクルで、模擬問題を除き、24日間で範囲を終了させました。
すきま時間の暗記
- 教科書付録の仕訳119をすきま時間に実施しました。
- 貸借対照表、損益計算書の勘定科目及びホームポジションを暗記しました。



大問2の対策
大問2を捨てることはおすすめできません。あくまで1問と3問に集中したいところですが、たくさんある補助簿の問題でいくつかは得意を作っておくことが重要と思います。
また、最後のTAC完全予想問題集をする段階で補助簿の出題パターンをつめこむことをお勧めしたいです。
問題を解く順序と時間配分
- 第一問⇒第三問⇒第二問
- 第一問(15分)⇒第三問(20分)⇒第二問(15分)⇒見直し(10分)
まとめ
日商簿記3級の学習は、ややクセがありますが出題傾向が決まっており対策を間違えなければ短期間で合格することができます。
簿記知識の習得により会社員であれば、部門を問わず会計知識のスキルアップに役立つことができます。
また就職活動・転職に有利ですし、個人事業主の方であれば、経営分析、会計処理や確定申告など活躍する知識となるはずです。
以上、参考になれば幸いです。
ご購読いただきありがとうございました。

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