この記事では、実際に私がたてた勉強方法や効率についての考え方について紹介させていただきます。
行政書士試験は、国家資格の中でも人気があり、受験資格にも制限がありません。したがって、受験を検討される方も多いのではないでしょうか?
受験を検討される段階で、試験合格というゴールに向かってどのような計画や方針を立てればよいか迷われる方も多いかと思います。
私は、令和5年度行政書士試験になんとか一発合格することが出来ました。 いくつかの資格を取得してきましたが、国家資格ということもあり非常に自信になりました。
この記事の内容はこのような方に読んでいただきたいです。
- 行政書士試験の受験を検討されている方
- 効率よく試験合格を目指されたい方
- 試験合格に必要な時間や費用を知りたい方
- 学習モチベーションを保つことが不安な方
学習を始める前だからこそ、是非参考にしていただければと思います。
一定の費用と時間を確保

通信講座と独学教材を効率よく組み合わせることで、限られた時間の中で試験合格を勝ち取ることが出来ました。
また試験合格に必要な時間や費用は、必ず一定量必要となります。しかし、一定の時間やお金を費やしたことで最低限のモチベーションを保つことが出来ました。
モチベーションを保つことが大事
人により生活環境や収入は違いますが、なるべく時間やお金をかけたくないことは共通しているのではないでしょうか。ただし、一定の費用や時間はどうしても必要となります。
勉強のモチベーションを長期間に渡り保つことはとても辛いことです。例えば、インプットが上手く進まなかたり、計画した学習計画が遅れていくとやる気は下がっていきます。
学習初期にわかない論点をネット検索やYouTubeで何度も検索しているのではどうしても学習計画は遅れますし、計画が遅れるとやがて諦める理由を探します。
私はメンタル的に強くはない方ですので、学習を始める前に、このようなことを十分想定し一定の費用は覚悟しました。
時間は有限
- 一般的に法律初学者が行政書士試験合格に必要な勉強時間は1000時間
- お金で勉強時間を短縮できるのであれば通信と独学のハイブリッド方式
複数年受験のリスク

- 目の前のイニシャルコストではなく累計的にコストを考える
- 複数年受験リスクは、時間、費用、モチベーションすべてに関わる
コスパについて
行政書士試験の勉強をすることで、様々なことを犠牲にすることになると思います。例えば、時間、お金、家族とのコミュニケーションがあると思います。
私が意識した時間の考え方や費用面での対策についてご紹介させていただきます。
時間
私の勉強時間
私は令和5年度受験でしたが、令和4年11月度の行政書士試験日より 勉強を開始しました。累計勉強時間は約1000時間となりました。
おそらく多くの人が何かの時間を削って勉強時間にあてることになると思います。したがって単年で受験を終わらせるため、常に複数年受験のリスクを考えることが重要です。
勉強時間も費用がかかっている

試験合格を目指す目的は人により様々だと思いますが、私は勉強時間にも費用がかかっているというマインドを持って学習しておりました。
※例えば、5時間の勉強時間に、投資やアルバイトなどで、収入を得られたということです。
お金
独学学習であれば、教材費のみで出費を抑えられますが、学習時間短縮のために通信講座は必要と考えます。ただし、補助金や合格お祝い金がもらえますのでコストを抑えることができます。

教育訓練
- 行政書士試験は教育訓練給付金の対象
- 通信講座受講金額の20%の補助がもらえる
詳しくは教育訓練給付制度
予備校お祝い金
予備校の指定講座を受講後、行政書士試験に合格するとお祝い金がいただけます。
私は、講座費用にメリットがありましたクレアールをインプット用に受講しました。

詳しくは、下記リンクから確認してください。
学習を始める前に効率を確認
11月の第二日曜日の試験日まで挫折することなく学習を続け合格できることが本当の効率ではないでしょうか。
私はインターネットで、「法律初学者が300時間で合格」などの記事をみて楽に考えたいと思った時期がありましたが今では現実的に勉強方針を計画できて良かったと思っております。
インプットに通信講座を活用
法律初学者にとって試験範囲は膨大なものです。独学教材であれば、市販テキストで一定範囲を学習後、市販問題集を進めていきます。
例えば試験科目である、憲法、民法、行政法、商法会社法というように聞きなれない科目のインプットを行うこととだけでモチベーションは下がりかねません。
一方でアウトプットは、独学でも通信講座でも基本的には自身で行うことが効率的です。また、通信講座で問題の答え合わせを聞いている時間はもったいないと私は考えました。
- 通信講座はインプット用にメイン使用する
- アウトプットは講座問題集+市販問題集を組み合わせアウトプットの量を増やす
モチベーションは学習開始時が最高潮
例えば1年間を通じて学習モチベーションを保つことは、精神的にも体力的にも非常に過酷なものとなります。そして、勉強を開始した時こそがモチベーションは最高です。
しかし、学習を進める中で仕事の多忙や模試の結果が伸び悩むなど様々な要因でモチベーションが下がるタイミングが必ず訪れます。
実際に、試験申し込み者数の約3割の人が受験をしていないというデーターもあります。
- 通信講座は、チャプターの時間割が決まっているためモチベーションを牽引してくれる
- 法律初学者が独学で、未知の科目のインプットすることは心が折れる
学習を始める前に受験リスクを考える
受験を決断するにあたり様々なリスクを想定することが非常に重要です。
誰でも、不合格になることを思い受験にチャレンジする人はいないです。一方で初学者にとって簡単に合格できるものではありません。
行政書士試験の合格率

行政書士試験研究センターよりデーター引用
- 100人受験して、約90人が落ちる試験
- 受験者の中には、複数年受験者や司法書士受験者も含まれる
私は書店の行政書士の書籍を購入した人の中でどれくらいの人が勉強を諦めるのかと考えた時期がありました。
時間の制約
働きながら勉強を進めるには、現実的に何かの時間を削る必要があります。例えば、家族とのコミュニケーション、会社の飲み会、睡眠時間を削らざるを得ないこともあります。
したがって回りの人の協力も必要となります。
合格への執着
合格への執着はいうまでもなくとても大事なことです。性格にもよりますが、合格するまで諦めないという執着は時としてリスクになりかねません。
ちなみに私の性格は、合格執着に対するリスクが大きかったので受験を決意するまでずいぶん悩んだ記憶があります。
5年間挑戦することになれば、5年分の六法や教材の買い足しに加え、先に書きましたよう勉強した時間分のお金を捨てている状況となります。
ただし、学習することが趣味である場合や、勉強することがライフスタイルになっている方はこのようなことはないと思います。
まとめ
行政書士試験は、非常に人気のある国家資格ですし、受験資格の制限がないため受験を検討される方が多いと思います。
一方で、法律初学者にとって試験範囲は膨大なものとなり、学習モチベーションを保つことが非常に重要となります。これは、勉強テクニックや勉強ツールよりも大事なことだと思います。
また、勉強時間や教材費用を抑えたいところですが一定量の時間や費用は覚悟する必要がありますし、複数年受験リスクを避けるため累計コストで考える必要があると思います。
さらに、学習を始めれば後戻りはできませんし費やした費用や時間は戻りません。
できる準備や対策をすべて事前に行い勉強を開始することが失敗しないことに繋がります。
行政書士試験を検討されている方々の中でも、おかれている環境や、年齢、生活習慣などさまざまかと存じますが、何かの参考にしていただけましたら幸いです。
ご購読いただきありがとうございました。

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